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2022年8月16日火曜日

お盆はもっぱら読書とAmazonプライムビデオ

お盆もあっという間に過ぎ、本日16日で終了(;´・ω・)


世間の会社ではまた明日から平常営業だと思いますが、ごくろうさまです。

定年退職した会社に勤めていたときですが、中小企業なので全員の前で役員が朝礼でスピーチしていました。

お盆明けの17日になると毎年、朝礼で常務取締役という肩書の人が「お盆もきのうで終わりだ!いつまでもお盆気分じゃだめ!今日から気を引き締めて云々」と訓示を垂れていたのを思い出します。

正月明け、ゴールデンウイーク明けにも同じように言われていました。懐かしいです😅


コロナ禍の中で定年後8年で人づきあいの少ない(悪いともいう)高齢者ともなると、お盆気分ももともとなくて、何の行事もなくどこにも出かけず、もっぱらマイクル・コナリーの文庫本で自宅で読書などして過ごしていました。


マイクル・コナリー最高ですね。

Amazonプライムビデオの「BOSCH/ボッシュ」シリーズはすべて見たので今回は読書(2点)ですね。

2作品とも日本での出版2020年、講談社文庫・古沢嘉通訳です。

コナリー31冊目の「レイトショー」


  

コナリーのニューヒロイン、ハワイ出身・女性刑事『レネイ・バラードシリーズ』の1作目です。
レイトショーと呼ばれる、警察の夜勤業務専門の警察官のヒロイン。
新しいシリーズの登場です。


それから前後しましたが、30冊目の「汚名」


 

こちらはおなじみ、刑事『ハリー・ボッシュシリーズ』でハリー・ボッシュのみとしては最新作です。


どちらもひねりを利かして、関連性のない事件を前者では3件、後者では2件並行して語り、テンポよく飽きさせないコナリーの渾身の作品かと。

あっという間に読み切りましたというか・・・、パソコンやテレビで観るAmazonプライムビデオの合間にですが・・・。

この2人の刑事は『似ている』ところもあると思うのですが、人によっては全然違うじゃん(;´・ω・)というところもあり、どっちなんでしょうかね?読んでみないとわからないですね😉


この2作の詳しい内容は書きませんが、続々発表されそうな今後の作品にも期待。



ブログ読んでいただきましてありがとうございます。



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2022年6月20日月曜日

「コリーニ事件」小説と映画

 だいぶ前に買っていてなぜか読まずに置いといたその小説を、2~3日前に思い出して読みました😔


手元にある本を写真に撮ってアップすると著作権に触れるらしいので、楽天ブックスさんの広告画像を使用しました。


書名  コリーニ事件(文庫本 全216ページ) 2020年版

作者  フェルディナント・フォン・シーラッハ(ドイツ:2011年)

訳者  酒寄進一

発行所 (株)東京創元社


わたしは小説も映画も刑事もの・サスペンスもの・法廷もの・歴史ものを好む傾向があり、この本は主人公の新米弁護士の活躍する、法廷劇なのかな?と思って読み始めました。

しかし・・・単なる法廷ものではなく、期待以上のノンフィクションのような題名のフィクションです。                                  (まあ半分くらいは法廷劇なのですが・・・)


コリーニは長年ドイツで自動車工場に勤めていたが、定年になっている67歳のイタリア人で、ある大富豪の85歳の老人、ハンス・マイヤーの頭を撃って死なせた。       そのうえで老人の頭を靴が壊れるくらい何度も踏みつけた。

この事件から話が展開していき、この動機は60年近く前の出来事につながっていたということがわかってくる。

途中でだんだん面白くなって2日で読んでしまいました。


そしてもしかしたら映画化されているかもしれないと思って検索したら、なんと推察は的中しました😂

2019年にドイツで映画化されていて、日本公開は2020年6月12日。

すでにアマゾンプライムにありました。

早速視聴。

原作とは少し違っているところもありますが、よくできているのではないかな?


この画像も楽天ブックスの広告の画像です。


監督   マルコ・クロイツバイントナー

原作   フェルディナンド・フォン・シーラッハ

キャスト 弁護士カスパー・ライネン :エリアス・ムバレク
     ファブリツイオ・コリーニ :フランコ・ネロ
     大富豪老人ハンス・マイヤー:マンフレート・ツアパトカ
     他

原作者のシーラッハ氏は、かつてのナ○○党の全国青少年指導者であった、有名なバルドウール・フォン・シーラッハ の孫であることを知りました。
(この名前はWikipediaにリンクしましたので、興味のある方はクリックしてね😀

その作者が『ドレーン法』について真正面から取り組んだ本がベストセラーになるドイツ。

主人公が少年時代から世話になり、祖父のように思っていた設定のマイヤー氏を、作者自身が自分の祖父と重ね合わせていたのだろうか。



「死者は報復を望まない」

またコリーニ役は多くの西部劇に出演したあのフランコ・ネロなんですよ(;^ω^)。


そして映画の最後の親子のシーンは、涙は出なかったものの鳥肌が立ってしまいました。



小説と映画の内容はこれ以上書きませんがあしからず・・・。
アマゾンプライムに加入している方はご覧いただければ面白いと思います。


それじゃ、今日はこの辺で。



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2022年5月24日火曜日

映画「ショーシャンクの空に」を久しぶりに見た

映画はDBDなどは買ったりしないので、もっぱらハードディスクに保存か、アマゾンプライムです(;´・ω・)💧・・・。

保存している映画で、これからも何度も見たいと思う作品がいくつかあります。

「サイコ」「シャイニング」「グラディエーター」「バックトゥザフューチャー(全3作)」「ショーシャンクの空に」などなど・・・😀。


その中でも「ショーシャンクの空に」は、個人の感想ですが(わたしの)3本の指に入る映画・・・ですかな?


楽天市場の広告です

1994年 米コロンビア=ワーナー配給

制作 キャッスル・ロック・エンターテインメント

原作 スティーブン・キング

監督 フランク・ダラボン

出演 ティム・ロビンス  (アンディ:終身刑2回?の元銀行副頭取)
     モーガン・フリーマン(通称レッド:アンディの友人となる初老の囚人)
   ボブ・ガントン     (ノートン:ショーシャンク刑務所の悪徳所長) 
   ほか

若いアンディはメイン州ポートランドの銀行の副頭取だったが、妻と愛人を射殺したとされ無実の罪で終身刑(被害者が2人なので2回分?)を言い渡されます。

そして悪名高いショーシャンク刑務所で服役する。

そこで長年服役して「調達屋」をしている❝レッド❞と出会い友情関係を結ぶ。

前半は『生意気な』インテリの(元)銀行員が入ってきたということで、一部の看守や受刑者双方から様々な暴行傷害を伴う「いじめ」に合うが、後半では財務・経理の知識を活用して奇跡的なことも起こす。

そんな中で終盤での伏線にもなる、刑務所所長ノートンはじめ看守への『手助け』もあったりするのですが・・・。
 
この映画で最も感動した場面は、ラストの海岸での再会のシーン、モーガン・フリーマン(レッド)のはじけるばかりの笑顔で、わたしはこの場面を何度でも見たいと思うところですね。

モーガン・フリーマン最高ですね。

この刑務所の題名がついた映画は、友情と希望がテーマで20年以上たってもファンが増え続けているのでしょうかな

詳しいネタバレはありませんので、あしからず(^_^;)






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2022年3月10日木曜日

痴者の食卓/羅針盤は壊れても 西村賢太

 思わず「なんなんじゃそりゃ!」と思う書名ですね。

誰がこんな本を読みたくなるのでしょうか? あっわたしでした:(;゙゚''ω゚''):


 

出版社 新潮社

主人公は『根が病的レベルの癇癪もち』の北町貫多、同棲相手の「秋恵」に毎回これでもかと暴言と暴力を振るい、反省して謝って又DVを繰り返す、究極のくず男です。
どうも食事中、もしくは前後に食卓でDVのスイッチが入るように見受けられます。

たいがいの男でも、この貫多ほど『くず度』の高い者はそういないだろうと思える(;^ω^)

「秋恵」も貫多からいつもDVを受けているが、貫多が謝ればあっけらかんと許して生活を続けてしまう繰り返しで、かなりのほほんとしたというかズレている性格で、読んでいて何とも歯がゆいい。

なんでこんなクズ男と別れないのか、そうでなければいっそ貫多が寝ている時にでも、仕返しをしないのかとややあきれてしまうのですが。

それにしても、この「秋恵」に対するDVのパターンは、もはや吉本新喜劇の様にお定まりになっていて、笑ってしまいそうで、しかし笑えない(;´・ω・)

西村賢太は今まで、この「秋恵もの」で何冊も本を出して稼いでおられますが、ストックはまだ沢山あるのでしょうか。

秋恵さんなんですが、この本に描かれた時期から1年後くらいには、勤め先のスーパーの同僚と「駆け落ちして」出て行ってしまいます。

こうなるとまた寂しくなるので不思議です。

わたしは、20歳前後の、下宿(アパート)の家賃を踏み倒しつつ、港湾や工場で重労働をしながら怠惰な生活をしていた時の貫多が面白いのですが、西村賢太さんにはこれからもいろんな貫多を登場させてもらいたかったのですが、亡くなられてしまったのが残念。



次も西村賢太作品で『羅針盤は壊れても』、これでもか!:(;゙゚''ω゚''):💧💦。

  
出版社 講談社 

平成18年に初めて西村賢太作品の「暗渠の宿」を読んでから、もう16年になり、最初に読んだ時にこんなに次々と本を出したり、芥川賞を取るなど活躍する「文士」になるとは思わなかったもんです(;´・ω・)

著者紹介に、❝1967年7月12日、東京都江戸川区生れ。中卒。(以下略)❞ と、どの本にもあります。

中卒と言っても、中学校にはいろんな理由で、正味2年くらいしか行かなくて卒業したそうなのですが、学校で勉強しなくても芥川賞を取れる作品を生み出す著者には感嘆の言葉しかありません。


この本の主人公も西村賢太の分身のおなじみ北町貫多です。

父親は性犯罪者として逮捕され両親は離婚、中卒後母親の家を飛び出し、港湾荷役や日雇いのバイトに明け暮れる22歳の主人公で、(大丈夫だ、まだ大丈夫だ)とつぶやいている、クズ度はやや薄められて描かれています。

いわゆる「秋恵もの」で30歳代半ばの貫多が、やっと見つけた秋恵という交際相手との同棲生活を描くもので、いつもの『嫉妬・憤怒・暴力・怠惰・肉欲・反省』というものが、これでもかと表現されています。

羅針盤は壊れてもは、そんな生活の中での、田中英光という私小説家の本の服読と、大正昭和期の藤澤清造の文章との出会いも描写されています。

西村賢太はクズのDV男を描かせたら日本の作家の誰にも負けません(`・ω・´)

主人公は一貫して根っからの怠惰なDV男なのですが、同じような内容の西村賢太の私小説をいくつも読んでいますが飽きません。

でももう新しい作品は読めないのが残念(;´・ω・)

【西村賢太:1967年7月12日~2022年2月5日 享年54歳】



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たまには読書も・・・車谷長吉

最近は本を読まないですねえ~。

これはだいぶ前に読んだ本です。


書名 「贋世捨人」(にせよすてびと)
出版  新潮社 2002年

著者  車谷長吉


このブログを読まれている方はほとんど知らない作家だと思いますが、私はなぜか大好きな車谷長吉先生なのですねぇ~(;^ω^)


この小説は車谷長吉(本名:嘉彦)が、いわゆる本格的に作家になることを決意するまでの半生を描いた、自伝的私小説(わたくししょうせつ)で、1998年に「赤目四十八瀧心中未遂」で直木賞を受賞してから、4年後の53歳の時の作品です。

著者の分身である主人公の生島嘉一は、兵庫の有名高校の受験に落ちて、そこよりランクの低い公立高校に入り、劣等感にさいなまれながらも、強烈な上昇志向の高校生活を送ります。
そして慶応義塾大学文学部を受けて合格します。

大学を卒業して広告代理店に入社しその後出版社に転職します。
その間私小説を書き、一部の編集者に認められるも、物を書くことに行き詰まりを感じ苦悩する様子が克明に描かれます。

そして、朝日新聞社の中途採用に応募・合格したもののオイルショックのため内定取り消しになってしまいます。その時30歳。

そのため故郷の兵庫の母親の元に逃げ帰ったが、母親に「あんたは何をやってもあかん、いっそ下足番にでもなれ」という言葉を受けて、ほんとに下足番や料理店の下働きを、全財産が風呂敷に包んだものだけの無一物と共に、関西地方で転々とした生活を8年間続けます。


決して板前になるとか『大将』になることを目指さない、というより拒否した、まさしく世捨人のような生活です。
普通ならそれで人生が見えてしまうのですが、主人公の才能を見出している東京の出版社の編集者が、数度主人公を探し当て東京に戻って作家になることを迫ります。

根負けした主人公は、38歳でまた東京に戻り、小説を書くことを志しますが苦悩の日々は続きます。

これが世捨人の前に贋を付けた所以なんでしょうね。

小説というより車谷長吉の半生そのもののようで、自分(私)の人生にも重なるところが少しあって、他人とは思えなくなってきたものです。



車谷長吉の壮絶な人生を赤裸々に綴っていますが、栄誉ある直木賞を受賞して4年後に書いたのにも驚きます。


その後も多くの私小説を書いていますが、全く自分を飾らなくさらけ出して、人間の3悪(自尊心・虚栄心・劣等感)を徹底的に掘り下げ、淡々と小説を書き続けました。

さらけ出し過ぎて訴訟を起こされたこともありました。


車谷長吉氏は2015年5月17日の朝、69歳で不慮の事故(食べ物をのどに詰まらせて)で亡くなりました。

その時私は定年リタイアの翌年、金沢まで行く新幹線が開通して間もなくの石川県を旅行していて、金沢駅前のアパホテルで配られた新聞📰で知りました。

その時の衝撃は今でも覚えています。

その新聞を何度も読み返して、今も保存してあります。


2015年5月19日の、全国紙の社会面です



わたしは車谷長吉の生き様、思考に共感するものがあり、文体も含めて今でも最も愛する作家のひとりなのです。



今日も読んでいただきましてありがとうございます。



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2022年3月9日水曜日

映画 フォレスト・ガンプ/一期一会

1994年公開の米国パラマウント映画です。

映画館でなく、だいぶ前にテレビで観ました(;´・ω・) たしかBS。





監督  ロバート・ゼメキス
原作  ウインストン・グルーム
脚本  エリック・ロス
出演者 トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビンライト
    ゲイリーシニーズ、ミケルティ・ウイリアムソン 他 


製作費が5,500万ドルで、興業収入🌏がなんと6億7,800万ドルという、メガヒット作品なのが凄い。(日本でも95年公開・配給収入38億円と大ヒット)

ということでご覧になった方も多いかと思います。


トム・ハンクスが主人公フォレスト・ガンプを演じていて、数多くある主演作品の中でも、好きな映画の5本には入ります。

どちらかというととてもリベラルな映画ですね?


映画のタイトルは、アラバマ州グリーンボウに住む主人公の名前です。
映画の中で主人公が、『フォレスト』は母親がK・K・Kの結成者の、ネイサン・B・フォレストからとったと語っています。

『ガンプ』はアラバマ州の、「うすのろ」とか「間抜け」の意味の方言で、子供の頃から、主人公が周りからからかわれたり、いじめられたりしていました。
ただ1人、親から虐待されていた同級生ジェニーとの、スクールバスでの出会いから淡い恋の思いも、物語の柱になっています。

その主人公が母親から言われ、映画のキャッチコピーとなっている言葉、「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない


フォレストは、人より知能指数が少し低く、足も悪かったので、悪ガキからいじめに遭っていたが、純真な心を持っていて、一期一会の出会いで、大学まで出て、軍隊に行き協力する人が現れ、自分でも思いもよらない展開で、成功を収めていくというものです。

1950年代から80年代まで、実際のニクソン大統領やジョン・レノンとの映像と重ね合わせも見ものです。

陸軍に志願したフォレストは、ジェニーと出会った時の様に、黒人青年のバッハ(ミケルティ・ウイリアムソン)と出会い、一緒にベトナム戦争に出征し、その軍隊でダン隊長(ゲーリー・シニーズ)とも出会う。

フォレストの人生に、ジェニー、バッハ、ダンという3人が大きくかかわってくるようになります。

ハードボイルド、ミステリー映画も好きですが、このタイプの感動する映画も好きですね。
トム・ハンクスの、1999年の「グリーンマイル」も、感動し、映画の一つです。

第67回アカデミー賞作品(トム・ハンクスは主演男優賞をとっています)かつ、第52回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞です。


それにしても、38歳のトム・ハンクスは細くて若いです。
ゲーリー・シニーズもその後テレビドラマでも活躍していますが、眼力の強さは変わらない、いい俳優ですね。


今日も読んでいただきましてありがとうございます。

それではまた。



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2022年2月13日日曜日

車谷長吉『人生の四苦八苦』の読書感想です

写真AC様よりお借りした画像


 今日の記事は、以前書いていた読書ブログに載せたもので、現在は『下書き』にしていましたが、こちらに移し替えしましたのでよろしく<m(__)m>

 


  車谷長吉の作品です。



書名  人生の四苦八苦
発行  新書館
著者  車谷長吉  

私小説家・車谷長吉(くるまたに ちょうきつ)、最も気になる小説家の1人です。

なお、残念ながら車谷長吉氏は、2015年5月17日の朝に亡くなっています。  
私は、当時の訃報を伝える讀賣新聞の記事と、その写真をとってありますが、残念ながら著作権の関係でこのブログに載せられません💦



その辺のことは高橋順子の「夫・車谷長吉」という本を読んで、読書感想として書いております。    
型破りな車谷長吉という作家のフアンですが?

もう一つこの方の思い出など書いております。よろしければご参考に。
車谷長吉氏を思い出して


ということで、今日のタイトルの本は、私も人生に四苦八苦している身なもので、気になる1冊です。


平成10年から23年までの、エッセイや講演の話をまとめたものです。
別々のエッセイなので、同じ話が何回も出てきて、車谷の人生が

生い立ちから、希望の高等学校に落ちたこと、母親のこと、小説を書き始めに挫折して世捨人・無一物の暮らしの9年間、直木賞をとるまでのこと、鼻(脳)と強迫性障碍の病気のこと、自分の弱さをさらけ出します。

そして車谷文学の虚点と実点、嘘をつく能力がなければ小説は書けない、ダメで嫌いな作家の実名を挙げて書く(;´Д`)💦

車谷長吉の文学は、人間だれもが持つ苦しみ、「四苦八苦」がテーマで、また「無一物」と「寂しさ」も小説の根底にあると言います。

挫折と生活の厳しい人生で、53歳で「赤目四十八滝心中未遂」で第119回直木賞を受賞した時の喜びは、なかなかのものであっただろうと推察しますが、本人は直木賞より芥川賞の方が欲しかったような気がします。

「世界一周恐怖航海記」のことが書かれていて、この本も読みましたが、車谷氏の人柄が良く出ていて笑ってしまいました。

巻末の「車谷長吉氏への質問箱」がありますが、失礼で不躾な編集者?の質問にも真面目に答えている車谷氏が微笑ましい。



読んでいただきましてありがとうございました。


今日はこの辺で。



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2022年2月8日火曜日

我等の生涯の最良の年

NHKBSプレミアムで放映した、上のタイトルの映画を録画で鑑賞しました。

この映画のポスター(作成1946年)。パブリックドメインです。



こちらは日本の楽天市場でのDVDです(・_・;)💧
  
1946年公開のアメリカ映画で監督はウィリアム・ワイラー。

主な出演者(年齢は出演当時)は次の通り。

フレデリック・マーチ(アル・スティーブンソン役:元陸軍歩兵軍曹・富裕層)50歳

ダナ・アンドリュース(フレッド・デリー役:元陸軍航空軍大尉・庶民層)47歳

ハロルド・ラッセル (ホーマー・バリッシュ役:元航空母艦水兵・中流階級)32歳

マーナ・ロイ    (ミリー・スティーブンソン役:アルの妻)41歳

テレサ・ライト   (ペギー・スティーブンソン役:アルの娘)28歳

キャシー・オドネル (ウィルマ・キャメロン役:ホーマーの恋人)23歳

ヴァージニア・メイヨ(マリー・デリー役:フレッドの妻)26歳

1945年に太平洋戦争が終結して、アル、フレッド、ホーマーのそれぞれ年齢も軍歴も出身階級も違う3人の帰還兵が、たまたま同じ地方の町の故郷への軍用機乗り合わせ、知り合いになる。

アルは軍曹だったが上流階級で、帰還して元居た銀行に戻り重役になるが子供たちとの関係がなかなかうまくいかない。

フレッドはたくさんの勲章を胸につける英雄将校だったが、帰るとなかなか職が見つからず、他に手に職もなく大手に買収された元働いていたドラッグストアの店員に雇用されるも、トラブルがもとで辞職し無職になり・・・。

ホーマーは母艦の沈没時に腕をやけどし両手を失って、陽気を装うも屈折した生活を送り、フィアンセともなかなかうまくいかない・・・。


フレッドとアルの娘ペギー、ホーマーとウィルマの恋を主軸に描きつつ、3人の復員兵の目を通して戦後のアメリカの社会(問題も含めて)を見せてくれる。

戦勝国のアメリカでも戦場などで心身に傷を負った人だけでなく、復員してきた人たちは社会生活になじめなかったり、軍隊で身に着けた技術が民間会社のキャリアに通用せず、きびしい生活に追い込まれることが多々ある。

これは監督の考えなんだと思うが、アルの息子が父親に広島のことを聞き「こんな戦争はしなくてもよかったのではないか」というが、日本人としても心にしみましたね。


さいごはすべてハッピーエンドとはいかないが、ほのぼのとした未来を予感させてくれて終わるのがまたいい。

戦争が終わった1945年は、主人公たちみんなにとって最良の年だったのということなんでしょうか。

75年も前の作品なので、出演した俳優・女優はほとんどの方が亡くなられていますが、今見ても色あせないいい映画です。


ということで、映画鑑賞の短い感想文でした。



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2022年2月5日土曜日

西村賢太氏の訃報は衝撃でした(;゚Д゚)

 今月1日に、『太陽の季節』で第34回芥川賞を受賞した(政治家でもあった)石原慎太郎氏が亡くなりました。

西村賢太氏の『胸中の人 石原慎太郎氏を悼む』という記事が読売新聞に投稿されたのは翌日の2日でした。              https://www.yomiuri.co.jp/culture/20220201-OYT8T50129/


誰が何と言おうと、石原慎太郎氏を敬愛・尊敬していた西村賢太氏だったのだなあ~。


それからわずか3日後の本日午後、ネットニュースを見ていたカミさんが「あんた!芥川賞作家の西村賢太氏が亡くなったって💧」という声に、えっまさか(;´・ω・)💧としばし呆然。


そして私にとっては89歳の石原氏の訃報も衝撃だったが、それよりも、❝とても長生きしそうにない❞と思っていたものの、『私の子供位の年齢』の西村氏の訃報の衝撃を聞く方がはるかに衝撃が大きかった。


作家の訃報で、しばし呆然となったのは、車谷長𠮷氏が亡くなった時以来かもしれません。https://www.teinenritaia.com/2018/02/blog-post_25.html


思い起こせば西村賢太氏を初めて読んだのが『暗渠の宿』で、もう15年も経つんですね。

2007年に第29回野間文芸新人賞を取ったのでなのか、地元の図書館にお勧めでおいてあった、異様な表紙の本をなにげなく手に取ったのが初めてで、読んだときの感想は「なんじゃこりゃ!太宰治よりヤバイヤツカモシレン😂」という感じでしたかね。

(ヤバイヤツはほめ言葉です・・・💧)


下は2018年12月12日に、以前読書感想を書いていたブログに西村賢太氏の感想を投稿したものですが、改めて記載させていただきます。


《知る人は知る、知らない人は知らない? 芥川賞作家・西村賢太の私小説短篇集です。

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著者  西村賢太
書名  二度はゆけぬ町の地図

発行  角川文庫

西村賢太(芥川賞)、車谷長吉(直木賞)は賞をとる前から作品を読んでいる作家で、私小説フアンの私としては何とも気になる2人です。
残念ながら車谷長吉は、すでに亡くなっていますが・・・。

西村賢太の作品は、最初に読んだのが2006年で、もう12年ほど前になり、「暗渠の宿」という小説です。

その時は作者と主人公がまさに全く同一人物として認識していて、「この人ホントに危ない人なんじゃないのか?」「こんな人間が良く小説がかけるもんだなあ」と思ってしまったいました。

その後何とも言えない、一見誰でも書けそうな文章に見えるが、誰にも書けない《西村賢太ワールド》に「はまって」しまっていました。

私小説という分野ですが、主人公は作者西村賢太の分身?根っからのDV弱い者いじめ男の北町貫太で「なんだこの小説は、しょうもないな?」などと独り言を言いながらも、読むのが止まらなかったものです。

その他の北町貫多ものも同じパターンで、お約束のクズっぷりでフアンにはたまらなくなってきました。

この本も、《最も知り合いになりたくない男(;゚Д゚)、半端じゃない自堕落・自己中男なのに自分を「僕」というアンバランス、根が哲学者?な、北町貫多の青春篇・短篇集というものです。

フィクション9割、ノンフィクション1割という感じで、ばかすぎて面白すぎて、読むのが止まらないという作品集です。

滞ったアパートの家賃は払わずに夜逃げ。旅の恥はかき捨て。でも二度と同じ町に戻れない。次の町でも同じことになるんだなあと思わせる北町貫多という男。
でもなぜか憎めない北町貫多。

西村賢太の作品は50代のときと70に手が届くときに読んだ感想がちがってくるものですね?
私小説の分野でも、車谷長吉と西村賢太を読むと、太宰治や坂口安吾のような大作家が、ただのお坊ちゃんの様に思えてきます。》

記載は以上です。



最近は本はあまり読まなくなっていたのですが、「もっと読んでおけばよかったなあ~、これから先ももっと西村氏には書いてもらいたかったなあ~」と思ってももう遅い、かなわないものですね。

『秋恵』さんはこの西村氏の訃報を見たかしら・・・❓


なおこのブログにも以前、西村賢太の作品を取り上げた記事を3つほど書いています。
よろしかったらご参照ください。

「西村賢太」を読んだので感想などを(蠕動で渉れ、汚泥の川を)

   西村賢太の本を読んだ ほか(芝公園六角堂跡)

 西村賢太「夜更けの川に落ち葉は流れて」を読んだ  


不摂生を自認していた西村氏、持病の悪化なのかなあ~・・?

詳しいことは今のところわかりませんが、それにしても54歳は若すぎますね?


お疲れさまでした、西村氏の過去作品をもう1度ゆっくり読み返すのも弔いになるのかなと思います。

合掌


『追記』その後の報道では4日夜、タクシーの中で具合が悪くなり、病院に運ばれた時には心臓が止まっていたとのことです。


改めてお悔やみ申し上げます。




ここまで読んでいただきましてありがとうございます。



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2021年12月7日火曜日

東宝映画『雨あがる』を録画して鑑賞

 BS放送でやっていたのを録画しておいて鑑賞。

BSはどこの局だったか忘れてしまいました(;゚Д゚)💧


邦画は録画で寅さんシリーズ(これはほぼ全部見た)とか、藤沢周平原作の時代劇映画の隠し剣 鬼の爪、たそがれ清兵衛なども鑑賞しましたが、この映画は寺尾聰が主演だったし《藤沢周平っぽい》感じがして録画していました。


   by楽天ブックス


「雨あがる」は山本周五郎原作の短編を、黒澤明の脚本で小泉堯史が監督、主人公の三沢伊兵衛役があの『ルビーの指輪』の寺尾聰で、21年前の2000年の東宝映画です。

寺尾聰は1947年生まれの団塊世代の『お兄さん』で、お父さんの宇野重吉譲りの人懐っこい、飄々として親しみの持てる味わいのある俳優(ミュージシャンでもある)ですね。

それが主人公・三沢伊兵衛の性格に重なります。

そういえば最近はあまり見ないなあ~と思っていたのですが、バンド活動中心にやっているようです。

 

腕は立つがお人好しで無職の浪人、三沢伊兵衛は妻のたよ(宮崎美子)とともに流浪の旅を続けているが、ある日大雨で川が増水し足止めをくらってある宿に宿泊する。

そこで様々な喧嘩に出くわし、身分・職業の差にかかわらず平等に接する伊兵衛は、自分の命も顧みず仲裁をしたりするが、藩主・永井和泉守(三船敏郎の息子・史郎)の目に留まり剣術指南番として藩に迎え入れられようとする。

さてそのための御前試合が行われるのですが、すんなり合格!ということにはならず、・・・・いろいろ反感を買うものも出て来て・・・(;´・ω・)


とはいえ、派手なチャンバラシーンもなく、1か所血しぶきはありましたが、クライマックスも淡々とどちらかと言えば穏やかに物語は進み、ラストの場面に・・・。

・・・が多くて申し訳ありませんが、寺尾聰も良かったが妻役の宮崎美子も魅力的な役をこなしていてよかった。

深夜に鑑賞したためテレビの音量を絞ったので、一部セリフが聞こえにくく内容がちょっと分からないところが出てしまいましたが、全体としてほのぼのとしたいい映画でしたね。

アマゾンプライムで洋画やアメリカのドラマばかり見ていますが、こうした邦画もたまに見るといいものです。



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2021年5月16日日曜日

ステイホームは、dTⅤでジャック・バウワー『24』

東京5輪(7月23日から開催予定(;´・ω・)?)まであと2か月ですが、責任(あるいは権限)のある立場の人間からやめるとかやめたいという話はまだ出ていません。

しかし国民はほとんどが「安心安全な」5輪は開催できないし、それよりコロナ対策を優先してくれと思っています。(と思います)

緊急事態宣言や、まん延防止なんとか措置とかが人口の多い都道府県に出ていますが、今月末に解除できる水準に達しなければ、見込みは少ないのではないかと思います。

ネットを見ていても、殆んどのニュースがコロナに関連しているし、自分の出来る行動はと考えても、必要以外に外に出ない、出るときはマスクとアルコール消毒くらい。



そんな無職の年金生活者にとっては、dTⅤは時間つぶしのためにはありがたい存在です。

以前にも書いたのですが、dTⅤでキーファー・サザーランド演じるジャック・バウアーが、テロと戦う姿を描く『24』をずーっと見ています。

1シーズン24話(1話44分、CMなしで息つく暇がない?)を、シーズン6の終わりまで見て、いまシーズン7を視聴中です。

終わったら次へ次へということで、1度に4話くらい連続で見てしまうこともあります。

シーズン1は20年位前、シーズン7でも10年以上前の製作なのですが、全然色褪せなくて今でもこのドラマのフアンが世界中にたくさんいるそうです。


私の若かりし頃見た映画、M★A★S★H マッシュの”ホークアイ”役で有名になった、ドナルド・サザーランドの息子のキーファー・サザーランドが主演で、親子ともカナダ国籍です。

彼が20歳の時公開された『スタンドバイミー』で、4人の主人公たちをいじめる不良のチンピラのリーダー役で出ていたのが印象的で、この映画でキーファー・サザーランドを認識しました。


このドラマを見ての、ネタバレしない個人的な感想。

ジャックらの職場CTUの照明が暗すぎ、階段が多すぎ👉FBIは明るい(;´・ω・)

ジャック寝る暇も食事する暇もなく24時間働きっぱなし。

ジャックのガラケー機能高すぎ?充電全然しなくて国家機密でもつなげる。

出演する中東系の俳優・女優、彫が深くてイケメン・美人が多い。

敵味方、役人、一般市民とにかく、しにんが多い。


6話まででいい味出していて、注目した俳優

クロエ・オブライエン役👉メアリー・リン・ライスカブ そんなに美人じゃないけど

ジョージメイソン役  👉ザンダー・バークレー  とにかくカッコよく渋い

ビル・ブキャナン役  👉ジェームス・モリソン  信頼できる上司イメージ

アーロン・ピアース役 👉グレン・モーシャワー  いつも冷静沈着で忠実

ミシェル・デスラー役 👉レイコ・エイルスワース どことなく日本人ぽい日系4世


サザーランド親子のエピソード

親父は息子主演のこのドラマの筋金入りの大フアンで、家族のディナーの席でキーファーが未放送の内容を、うっかり話しちゃった👉おやじ怒るのなんのって俺を追い出しちゃったって、キーファーが話した。

キーファーがシーズン6でのジャックの父親役でおやじに出演を頼んだ。

おやじは「インディー・ジョーンズのような、ショーン・コネリーとハリソン・フォードのような親子関係なら出演する。」と言ったが、息子曰く「僕をころそうとする役だ」👉それじゃあ~だめだと断ったとドナルドが明かした。

それで父親の役は、最終的にジェームズ・クロムウェルに決まった・・・らしい(;´・ω・)


それにしても、ジャック・バウアーのおかげで、キーファー・サザーランドは押しも押されぬビッグスターになり、セレブの仲間入りしたんだねえ~?


ここまで読んでいただきましてありがとうございます。


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2021年5月3日月曜日

ステイホームで、dTⅤのジャック・バウアーに『ハマって』しまった

このところカミさんがリウマチで足が痛いので、一緒に行っていた公園散歩もあまり行かなくなり、家にいる日がますます多くなっていて、運動不足で体が「なまる」のが心配な今日この頃です。

先月28日に整形外科とイトーヨーカドーに行ったあと今日までの5日間、燃えるごみを捨てに行った以外は敷地から出ていません。

さすがに今日は午後からちょっと離れた山の方に、景色がいい自然公園があるのですがそこにでも行こうかと思っています。




家にいても運動不足が心配なだけで、テレビの画面でdTⅤやGYAO!を見たり、パソコンでネット徘徊していると時間を忘れるくらい退屈しないというか苦にはならないんですね。

今いちばん『ハマって』いるのは、dTⅤの『24-TWENTY FOUR‐』、キーファー・サザーランド演じるCTU捜査官ジャック・バウワーが、テロとの戦いを描くアメリカのドラマです。

CTUは架空の連邦機関でテロ対策ユニット、ジャック・バウアーはもともとCTU所属ですが長い期間の中でに離れている時期もあります。

2001年から始まり2010年までのシーズン1からシーズン8、1シーズン24話で192話(1話44分)2014年のリブ・アナザー・デイ12話というすごい量のドラマなのです。

1話44分(テレビではCMを入れて1時間)、1シーズン24話で1日の出来事を描くリアルタイムサスペンスというもので、息もつかせず展開する容赦のない不眠不休の荒っぽい戦い、敵も味方も主要人物が次々と命を落とし、思わず手に汗を握ってしまいます(゚Д゚;)

当時は日本でも有料・無料で放映され、ビデオレンタルもあったのですが、休みも少なく朝から晩まで働いていたので見る機会がなく、毎日が日曜日の今に、dTⅤで放映されているのでハマってしまったわけですね。

先月からdTⅤで見始めて、現在シーズン5の5話くらいまですすんでいて、だいたい半分くらいまで行きました。

シーズン1からもう20年位経っているのですが、今でも古さは全く感じなくいドラマですね。

後日、内容の『荒っぽさ』について批判もあったのですが、それにしても面白い。

dTⅤもやめようかな?と思ったりしたこともありましたが、メリットも多い、もう少し続けてみようと思っています。

まだ『24』を見ていないサスペンス・アクション好きのあなた、これから見るか見ないかはあなた次第です・・・(関暁夫風)(;^ω^)


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2021年3月17日水曜日

映画「たそがれ清兵衛」を見ました

車で15分くらいのところに東宝シネマ(イオンモールの中)があって、コロナの前には年に数回ほどは見に行っていたのですが、今はもう行かなくなりましたですねえ。




それで映画を見るのはテレビで、録画したものかdTⅤが多いです。

洋画か海外ドラマ以外は「男はつらいよ」くらいしか見ないのですが、この作品のタイトルは以前から知っていて、藤沢周平原作・山田洋次監督ということで、録画して鑑賞。


「 たそがれ清兵衛」2002年製作  松竹 配給  129分

主演 真田広之(井口清兵衛) 宮沢りえ(飯沼朋江)

他キャスト 丹波哲郎、岸恵子、吹越満、小林稔侍、田中泯、中村梅雀、神戸浩ほか

松竹の作品情報では、

構想に10年以上を費やし、時代考証に1年以上をかけて、山田洋次監督が満を持して挑んだ渾身の一作。原作は2002年現在、文庫本の総発行部数が2300万部を超え、今もなお圧倒的な人気を誇る時代小説の第一人者・藤沢周平。主演は日本を代償する演技派俳優・真田広之。幼なじみのヒロインに映画賞総なめの宮沢りえ。(・・・以下省略します)


舞台は幕末、現在の山形県・庄内地方の架空の小藩、海坂藩です。

50石取りの下級武士・井口清兵衛は、病気の妻の看病が続き、先立たれた後の幼い2人の娘と年老いた病気の母親の世話に加えて、畑仕事と借金の返済の虫籠つくりの内職のため夕刻の終業時には付き合いもせずまっすぐに帰宅し、貧乏生活で身なりに気を遣う余裕がないことも相まって、同僚たちから「たそがれ清兵衛」とあだ名されていた。

ストイックにして朴訥清貧な清兵衛は、しかし若いころ道場の師範代を任されていたほどの剣の達人であったため、藩の上層部から内紛の後始末の上意討ちを有無を言わせず命じられてからの展開と、親友の妹であり幼なじみの飯沼朋江とのすれ違い?の恋の物語。

主演の真田広之はどんな役をやってもかっこいいが、ハリウッドの映画や英国ドラマに出るより邦画のほうがいいですねえ~。(個人の感想)

宮沢りえの演技も良かったが、「男はつらいよ」によく出ていた神戸浩が清兵衛の下男の役で出ていましたが、ほんとに気になる好きな俳優です。

いい映画でしたね。


この映画を見ていたら、江戸時代の武士はどのくらいの休みがあったのだろうと気になり、ちょっと調べてみたら、時代や藩、階級にもよりますが2勤1休・10時出勤14時退出や、3番勤め(3勤1休)などの例が多くありました。

うーっむなるほど、武士以外職工は月3回くらい、商人は月1回くらいの休みで、農民は時代・地域によって大きく違い年間10日から80日くらいですが、休日という概念はあまりはっきりしていなかったのではないかと思います。


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