2022年2月13日日曜日

車谷長吉『人生の四苦八苦』の読書感想です

写真AC様よりお借りした画像


 今日の記事は、以前書いていた読書ブログに載せたもので、現在は『下書き』にしていましたが、こちらに移し替えしましたのでよろしく<m(__)m>

 


  車谷長吉の作品です。



書名  人生の四苦八苦
発行  新書館
著者  車谷長吉  

私小説家・車谷長吉(くるまたに ちょうきつ)、最も気になる小説家の1人です。

なお、残念ながら車谷長吉氏は、2015年5月17日の朝に亡くなっています。  
私は、当時の訃報を伝える讀賣新聞の記事と、その写真をとってありますが、残念ながら著作権の関係でこのブログに載せられません💦



その辺のことは高橋順子の「夫・車谷長吉」という本を読んで、読書感想として書いております。    
型破りな車谷長吉という作家のフアンですが?

もう一つこの方の思い出など書いております。よろしければご参考に。
車谷長吉氏を思い出して


ということで、今日のタイトルの本は、私も人生に四苦八苦している身なもので、気になる1冊です。


平成10年から23年までの、エッセイや講演の話をまとめたものです。
別々のエッセイなので、同じ話が何回も出てきて、車谷の人生が

生い立ちから、希望の高等学校に落ちたこと、母親のこと、小説を書き始めに挫折して世捨人・無一物の暮らしの9年間、直木賞をとるまでのこと、鼻(脳)と強迫性障碍の病気のこと、自分の弱さをさらけ出します。

そして車谷文学の虚点と実点、嘘をつく能力がなければ小説は書けない、ダメで嫌いな作家の実名を挙げて書く(;´Д`)💦

車谷長吉の文学は、人間だれもが持つ苦しみ、「四苦八苦」がテーマで、また「無一物」と「寂しさ」も小説の根底にあると言います。

挫折と生活の厳しい人生で、53歳で「赤目四十八滝心中未遂」で第119回直木賞を受賞した時の喜びは、なかなかのものであっただろうと推察しますが、本人は直木賞より芥川賞の方が欲しかったような気がします。

「世界一周恐怖航海記」のことが書かれていて、この本も読みましたが、車谷氏の人柄が良く出ていて笑ってしまいました。

巻末の「車谷長吉氏への質問箱」がありますが、失礼で不躾な編集者?の質問にも真面目に答えている車谷氏が微笑ましい。



読んでいただきましてありがとうございました。


今日はこの辺で。



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