2021年9月2日木曜日

日本は物価が安いと喜んでいるが、どんどん貧乏になっている?

 日本の有名なラーメン店などが、海外の大都市に出店する話はよく聞きます。

イメージです


日本では800円前後のラーメンが、例えばアメリカでは15ドル~20ドル(1600円から2200円くらい)はしているそうです。

原材料を一部日本から調達するので、その分高くなることもあるでしょうが、日本の庶民からすると1.5倍から2倍くらいの感覚です。

しかもアメリカではランチはそのくらいの値段は普通で、欧州の大都市でも同様らしく東京(日本)の食事の安さは際立っており、海外から東京は「みんな親切で清潔で食べ物がおいしくて安い」ということで押し寄せて来ていました。(今はコロナでダメですけどね)


そしてアメリカでの飲食店の店員さんの給料も、日本に比べておおよそ1.5倍とみていいのかな?

東京都と神奈川で最低賃金が1,000円を超えていますが、全国平均では930円、アメリカではバイデン大統領が今年の4月に、連邦最低賃金を10.95ドル(1,204円)からなんと15ドル(1,650円)引き上げるという大統領令に署名しています。

1,200円でも負けていますが、1,650円じゃ歯が立たない。

日本ではこの20年(以上)物価も上がらないが賃金が上がらなくて、外国(おもに先進国ですが)のものがなんでも高いなあ~と感じるようになりました。

👉先進国だけでなく、中東やアジアの国と比較しても貧乏になっているんだと感じます。

1970年頃からバブル崩壊(1989年)の余韻が残る頃まで、飛ぶ鳥を落とす勢いというか、驕る平家状態のわが国だったのですが・・・。

そのあと1995年に私は初めてニューヨークに行ったのですが、1ドルが何と90円を下回っていて、「アメリカの物価は何と安いのだろう!日本は金持ち?」と思った頃がピークだったようです。

各国の名目GDPリスト(ウィキペディア)を見ると、この前?まで日本は世界2位でいつの間にか中国に抜かれたと思っていたら、今は中国の3分の一しかない(゚Д゚;)


貧乏だなどといってもまだGDPは世界第3位じゃないかと思っていたら、

各国の一人当たり名目GDPリスト(ウィキペディア)を見ると、何と日本はいわゆる先進国では遥か下の22位39,048ドル。(430万円ほど)

アジアではシンガポールやカタール、香港といったところから引き離されています。


別の統計表ですが、2000年に1位ルクセンブルク49,183ドル、2位日本39,172ドル~となっていて、日本の金額は20年前とほとんど変わっていないのに、他の国にどんどん引き離しなされています。👉 参照:世界経済のネタ帳https://ecodb.net/ranking/old/imf_ngdpdpc_2000.html


今日は3つの指標を見ながら書きましたが、GDPだけでは、すべてを表しているわけではなくほかの表など見たいと思います。

ですが~、やっぱり日本の庶民は貧乏になってきているのは間違いないのでは?と思います。

このままだとますます相対的な貧乏が加速していきそうです。

20年位に、日本の政策に基づいて、企業が正規雇用を減らして非正規雇用を増やすことをやったのが、貧乏になった1つの原因があるのではないか?

じゃあこれからでも遅くない?企業が逆のことをやってくれればいいのではないか?あまり断捨離を考えずに少しはモノを買うことも必要ではないか?という考えもよぎります。

すでに引退した老人ですが反省もしつつ・・・。

私にとって一番大きなモノというのは、やはりクルマですかね(;´・ω・)

なお文中1ドル=110円で換算しております。


ブログランキングに参加しています(^-^;

にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へ
にほんブログ村

0 件のコメント: