新型肺炎で、《世界に》反中感情が広がるというロイターのネットニュースがありました。
中国人観光客が入店を断られたり、中国人の野生動物の肉を食べる食習慣をあざけるネットの投稿があったり、中国系の女性が地下鉄で座った時、隣に座った男性が席を立ち、スカーフで口を覆ったので、ショックだったと言った記事が出ています。
ヨーロッパでも中国系市民が街頭で偏見にさらされたりとか、東南アジア諸国では感染症が広がっていることで、今までにも中国との関係が微妙だった上に、中国に敵意ある行動なども見られるということです。
カナダでは中国系カナダ人への差別をやめるよう当局が警告せざるを得なくなったとしています。
感染症の拡大が止まらない現状では、多くの国で中国人を入国を禁止してほしいという声が大きくなり、実際にその方向に向かっているようです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200131-00000055-reut-kr
日本でも、政府が中国の危険度をレベル2に引き上げ、中国全土への渡航自粛要請をした記事がありましたが、世界的にもそのようなことが進んでいくと思います。
世界の人たちが自分たちの命や健康を守るための行為と、中国人を差別することとは、はっきり区別しなくてはならないとは思うのですが、その境界線が不明確になってきて、何の罪もない多くの中国人には気の毒なことと同情もします。
東南アジアはともかくとして、一般の欧米人では中国人と韓国人、日本人の区別はまずつかないと思うし、行っているのは圧倒的に中国人が多いです。
一昨年ドイツにツアーで行ったとき、ホテルのそばのコンビニで、とてもフレンドリーな店主(白人ではなくトルコ系だと思った)、「チャイニーズ?」と聞かれ、「ノー、ジャパニーズ」と返事して、ニコニコされたことがありました。
それより15年、20年前に欧州に行ったときは、中国人はまだ少なく、アジアから来たのはみんな日本人だと思われていたようでしたので時代が変わっています。
中国人が差別されるとしたら、区別ができない日本人も差別される可能性があるかも知れないですね。
悪いのは病気で、一般の中国人ではないのはわかるが、人口が圧倒的に多く、その圧倒的な中国人が世界中におおぜい行っているので、その存在に脅威と反感を持っていた他国の人々が、いまその気持ちをぶつけ始めたような・・。
中国人の方々の立場になってみれば、国内外で大変な試練に立たされています。
めげずにがんばってくれよ! といいたい。
そして日本人の私としては、感染症の早い収束を願うものです。
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