2019年10月29日火曜日

『野焼き』の苦情

『野焼き』は古くから行われてきて、晩秋のー春のところもあるようですがー風物詩で、日本人の心に残る農村ののどかな風景でもありました。

  ei-miさんによる写真ACからの写真


 ひと山焼いてしまうほどの大きな野焼きは、わたしの住んでいる県では見たことはありませんが、この季節、田んぼや畑の稲わらや枯れ草を焼いて、白い煙が黙々と上がるのはいまだによく見ます。

しかし今どきは、❝野焼きがのどか・・・❞などとは言っていられない時代で、どこの地域でも徐々に規制が厳しくなっています。


私が住む市では、野焼きはごみの焼却と同等に扱われています。
市のホームページには、《ごみの焼却(野焼き)は法律で禁止されています》とうたわれていて、かなりそっけないです。

違反すると5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金またはその両方に処せられることがある。
法人にはさらに3億円以下の両罰規定があるとされていて、厳しいですね。

ただ例外規定があるのですが、
1)どんど焼きなどの地域や宗教行事での焼却
2)農業者が行う稲わら・剪定枝などの焼却でやむを得ないもの
3)暖を取るための焚火など日常生活で通常行われる軽微なもの など
但し苦情が出た場合は指導の対象となる場合があるとしています。

1)についてはまず誰も苦情をいう人はいないと思いますが、2)と3)については、地域や場合によっては微妙になるかと思います。

私が住む家は住宅地の中にあり、近隣では田圃はほぼなくなりましたが、ところどころ畑も残っており、すぐ隣では高齢の地主さんが野菜や麦などを作っています。

先日、朝起きたら妙に焦げ臭いというか煙くさい匂いがします。
我慢できないほどでなく、「なんだろなあ~」とベランダから外を見ると、隣の畑で草とか野菜の枝などを『野焼き』をしているのでした。

するとまもなく消防署員が2名やってきて、『野焼き』をやめさせているような光景でした。
その地主さんと消防署員の会話は聞こえませんが、地主さんもしぶしぶ納得したらしく、まもなく火は収まりました。
おそらく近隣から苦情があったものと思われます。

例外規定があっても苦情があれば、指導の対象となる事例がすぐとなりでありました。
苦情を入れる方の気持ちもわかります。
結構煙たい匂いがしていたので・・・。

おそらくその地主さんの土地は、江戸時代または明治時代くらいからそこにあり、苦情を入れた住民はせいぜい数十年か十数年かと思われます。

これは野焼きではないですがもっとひどい例が、数年前にありました。
勤めていた会社の近くに、個人経営の自動車修理工場があり、そこでドラム缶で作ったような焼却炉で、何を考えていたか、なんとタイヤを燃やしていたのです。

真っ黒い煙がもくもくと立ち上がり、百数十メートル四方に目と鼻を刺激するツンとする刺激臭がたちこめ、これはやばいと持っていたら、やはり通報があったようで、警察と市の環境部の職員が立ち入り、逮捕寸前のような事もありました。

農作物の後始末にしろ、街中の落ち葉の処理にしろ、『野焼き』をする場合は、法律でOKとなっていても苦情が来ればダメ!ということになる場合もあるので、ご注意願いたいと思います。




参議院埼玉補選の結果

当選  上田清司  無所属  106万5390票

        立花孝志 N国党      16万8289票


感想: 投票率は20.81% で低いですね。
        立花氏はもう少し行くかと思ったのですが、低いですね。
        つぎは海老名市長選出馬ですか?、ご健闘を・・・・。



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