著者 スティーブン・キング
訳者 矢野浩三郎ほか
発行 文春文庫 2018年5月10日 第1刷
全て著者の初期の作品を集めたもので、短編傑作選となっていますが、全5篇で「ほら、虎がいる」「ジョウント」「ノーナ」「カインの末裔」という題の4篇が短編です。 何となく怖くて、結末がいわゆるバッドエンドで救いがない。 キング独特のストーリーで、ごく初期で若いときの作品ですが、後にモダンホラーと言われる作品を量産しますが、このころにもうその下地ができていたのだろうと、思いながら読みました。 そしてこの本の中心になる中編の1篇「霧」が収められています。 ある7月の夜、アメリカ・メイン州西部の全域が、はげしい台風並みの雷雨に見舞われ、翌朝から濃い白い霧(ミスト)に町一帯が覆われ始める・・(゚Д゚;) 別荘地に住む主人公が、一抹の不安がありつつも、妻を家において息子を連れ、隣の住人と一緒に町に出かける。 町のスーパーマーケットに着いたころには、周りが霧に覆われ初め、閉じ込められる結果になり、スーパーの中にいた人々が、霧の中から現れる『何か』に襲われ、次々に命を奪われる(;´Д`)・・・・・・・。 この作品は映画にもなっており、以前見たことを思い出しましたが、ラストの恐怖?絶望?の度合いが違っておりました。 スティーブン・キングの作品は映画化されたものも多いが、原作と違っているものがあり、原作者が監督に抗議したなどと言う作品もあったのですが、この作品はどうだったのかな? スティーブン・キングの小説はまだまだ読んでいないものもあり、内容を忘れてしまったものもありで、また徐々に読んでいきたいと思っています。 現在「任務の終わり」を読んでいます。 と言うことで、今日はこの辺で。 ブログランキングに参加しています。 ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキング |