
「待ち伏せ」という本の題名は、池波正太郎の剣客商売という有名な小説などにもありますが、こちらは「待伏せ」であります。
著者の小杉健治氏は1947年生まれの72歳で、1983年から執筆活動を始め、現在までに現代推理小説、時代小説など膨大な作品群があります。
その量をあらためて見てややおどろきでした。
わたしの残りの人生を全部費やしても、氏の小説の全部は読めないでしょう。
ということで、この本は2004年から始まり現在も執筆中の長期・長編シリーズ作品の「風烈廻り与力・青柳剣一郎』全44作品の中の10作目です。
主人公の青柳剣一郎は、江戸柳生の流れを汲む真下流の剣の達人、江戸幕府南町奉行所の風烈廻り与力で、火事を防ぎ江戸市中の様子に目を配りながら、奉行所の特命を受け、難事件・凶悪事件の探索を行う世直し物語です。
奉行所の与力は世襲ですが、現在の警視庁になぞらえてみると、警視以上の上級幹部ということになり、それで剣の達人となるとほぼ無敵ですね。
しかしそんな主人公も、兄が早逝したため家督を継いだ時の経緯での後悔もあり、家族の問題もありでの、ただの世直しものでもなく読み応えのあるものになっていて、人気の長期シリーズになっているようです。
このシリーズの1作を読んだだけですので、多くを語れませんが今後著者の他の作品も読もうと思っています。
毎日本を読んでも、一生に何冊読めるものかな(;゚Д゚)💦
それにしてもー小杉健治氏ー凄い作家がおられるものです。
脱帽!
今回はこの本1冊の読書感想ではありませんでした。
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