私は経営とか投資や経済には全く強くないのですが、関心はあるので、感想など書いてみます。
㈱大塚家具(8186)
業績は悪化、売上高が年々減少、3年連続赤字、先行き不透明。
売上高:2015年580億円、2016年463億円、2017年410億円。
2018年12月予想376億円
純利益:2015年3.6億円、2016年ー45.7億円、2017年ー72.6億円。
2018年12月予想ー34.2億円 (3期連続赤字予想)
因みに2000年には売上高660億円、純利益40.7億円。
株価は本日現在、408円。
昨年は1,000円前後で推移していたのですが、今年はここまで下がっています。
参照:会社四季報オンライン、大塚家具企業情報サイト、JIJI.COM、他
経営路線が中途半端で、高級志向の固定客に去られ、それほど安くはないので、若い新規の顧客が付かない。
セールをしている土曜日なのに、客より店員の数の方が多い。
業務提携先を検討するも、提携相手が見つからない。
自力再建が難しいが、現社長が辞めるつもりがないので、「身売り」の交渉が進まない。
3年前には100億円あった現預金が急減し、10億円くらいになった。
など、大塚家具に関しては、ネガティブなニュースが流れています。
3年前に古い経営と言う創業者の父親を追い出して、全く違う中低級路線経営を行ったものの、3年後には会社自体が危うくなってきたことで、新社長の家具に関しての経営モデルの結果が出たようですね?
ただ以前のままの経営でも、高級路線はジリ貧だったかもしれませんが、現在のように2つの会社に分裂しなくて、高級な良いイメージを残して行けば、破たんまでには行かなかったことも考えられます。
家具は、私の場合を思い起こして見れば、結婚した時と、特に自分の家を建てた時に、思い切って良いものを買おうと意欲が湧くものです。
いわば、お目出度いとき・ハレのときですね。
この場合親子で分裂して、骨肉の争いをしている家具屋の家具を、買おうと思う人が減るのは自然の流れです。
ただでさえ若い世代が減って、更に結婚する人も減ってきている現代で、この争いは業績悪化の大きな原因かと思います。
ここにきて社員が路頭に迷わないためには、経営者が責任を認め、決断しなければならないことがあることは間違いないと思います。
経営者が路頭に迷うことはあまりないと思うのですが、自己責任です。
今日も読んでいただきましてありがとうございます。
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