2018年8月11日土曜日

サマータイムの導入はデメリットの方が多い?

ニュースでは、安倍首相が今月8日、森喜朗会長と会談した時に、五輪の暑さ対策のため、森会長からサマータイム導入を進言され、自民党の東京五輪大会本部長にサマータイムの検討を指示したとありました。

これをきっかけに、政府は2020年の東京オリンピック・パラリンピックを2年後に控えて、サマータイムの議論を始めるようで、これには賛否両論あり、わたし個人的には「勘弁してもらいたいな~(;゚Д゚)」という気持なのですが。

サマータイムは緯度の高いヨーロッパで始まり、現在約70か国で実施されているようですが、止めよう、止めたいという国もかなり出てきているようだと聞きます。

日本全国で、2時間時計を早めるサマータイムということで、例えば朝9時に始業の会社では、2時間早くなって本来の7時に始業ということになります。




終業も2時間早くなり、空いた時間で好きなことができるという訳ですが、中小企業で果たしてそうなるかな?

今回のサマータイムは、国民の生活のためではなく、オリンピックのため、アスリート(主にマラソン選手?)のためだそうです。

アスリートのためだったら、単に開始時刻を7時から5時にすればいいだけのように思います。
逆に夕方5時から始まる競技があるとすれば、サマータイムで、実質午後3時から始めることになり、暑さ真っ盛りということになります。

これでサマータイムの意味があるの? と思います。

さらに、サマータイムには不安要素がかなりあると思います。

最も暑い時期に期間を区切って、2時間早めるということは、ただでさえバテ気味になるのに、余計に自律神経に負担がかかる。
また睡眠不足(障害)を起こしやすいのではないか?

時間をずらすための、コンピューターの時間設定をやらなければならないが、簡単に設定をするだけで本当に問題ないのか?
このためのソフトが必要と言う説もあります。

新幹線・電車や航空機では、ダイヤを2時間ずらす設定が簡単にいくのかな?

このようなことに係る費用は、それぞれ自己負担であるし、どれだけの費用負担がかかるか分からない。

サマータイムの趣旨を理解できない高齢者は、時間を間違える危険だけでないデメリットがあり。


世界地図を見て頂ければわかりますが、ヨーロッパのそれぞれの国は、固まっていますが、日本は、東西(南鳥島~与那国島)は3,100kmを、南北は3,000kmを超えます。
(東西は日本人が住む北海道の東端からでも、1,700Kmあります)

この東西に長い日本で、2時間も時間を繰り上げると、朝7時と言っても西端では(実質5時なので)まだ真っ暗ということになり、社会生活に不便をきたすことが考えられます。
標準時間が同じなので、東西で時間の感覚が大きくずれますね。

まだいろいろ考えられると思いますが、メリットよりデメリットの方が多そうなサマータイムを、オリンピックの暑さ対策のためにやるのは、もっとよく考えてもらいたいと思います。

夜型の私個人でも、時計を2時間早めて、早起きする生活はどうもストレスが多くなる気がします。
交通機関の時刻を把握するのは、難しそう(;´・ω・)

今日のところはここまでにして、サマータイムが具体的になるようなことがあったらまた書きます。

今日も読んでいただきましてありがとうございます。

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