2018年8月20日月曜日

録画した映画の感想「イル・ポスティーノ」

テレビのBSで放送した映画を録画して、昨日見ました。
イル・ポスティーノ」という映画です。

制作は、1994年、イタリア、フランス、ベルギーの合作。
監督は、イギリス人のマイケル・ラドフォード。
主演は、マッシモ・トロイージとフィリップ・ノワレ。
ロケ地は、イタリア、ナポリ湾のプローチダ島という1万人ほどの島。

フィリップ・ノワレ演じる、実在のチリの詩人・政治家の、パブロ・ネルーダが地理の政権から政治的に逮捕状が執行され、イタリアのカプリ島に亡命した史実を題材にしています。

映画の舞台は架空の漁村になっていますが、その島に住む漁師の息子、マリオは内気な青年で、漁師の仕事が嫌いだが文字が読める。
その当時の島では、若いものはあまりいなく、文字を読めるものが少なかった。

パブロ・ネルーダが島にやってくるため、郵便局はパブロのためだけの郵便配達を募集します。
募集の条件は、何と「文字が読めることと、自転車を持っていること

そんな条件をクリアして? マリオは郵便配達に採用されます。

マリオは、毎日パブロの住居に配達するうち、パブロとの友情が生まれ、詩作や芸術に目覚めていき、おかげもあって結婚することもできました。


この後はネタバレの恐れあり、割愛します。<m(__)m>御免


戦後のナポリ湾に浮かぶ、小さい島の人々の生活や、美しい地中海や港の風景を通して、当時のイタリアの状況がつかめ、忘れかけていた、チリなど南米の政治状況も思い出しました。

主役のマッシモ・トロイージの弱弱しい演技が最後まで続き、イタリア青年のイメージとは全然違うのですが、何故か物語に引き込まれてしまいました。

海と波・風・太陽・田園風景の中で、地味な物語が淡々と進んでいき、
最後の、思い出の海岸でパブロがそっと涙するシーンは、いいですね。

この撮影時、トロイージは心臓病が悪く、撮影中に倒れてもいます。
クランクアップから12時間後に41歳で亡くなっている事実も知りました。

無料で見させてもらった映画でしたが、いい映画で した。

今日はこれから、カミさんの妹を訪ね、その後かなり郊外の日帰り温泉に行ってきます。(;´・ω・)

今日も読んでいただきましてありがとうございます。

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