テレビなどのマスコミで、発言するのは指導者や大学学長や役員等、パワーがある人たちばかりで、指導される側、パワハラされる側の声は、告発した関係者以外、殆ど聞こえて来ないです。
まあ、当然のことでしょうが、これが日本のパワハラの現状なのですかね?
突然話変わって、・・・。
パワハラで思い出したこと。(゚Д゚;)
昔の話ですが、ある中小企業に途中入社して、数年経ったときの事。
この会社の社長は「会社の業績も良いし、物分かりが良く、社員のことを良く考えている、良い社長だ」と自他ともに認めている方の様でした。
経営コンサルタントが同席した或る会議で、会社を良くしたく、何を書いても後で咎めることは一切ないということで、社員全員に、
「無記名で、会社の現状:良いところ、悪いところ・不満を思った通りに書き、今後どうしたらよいか等」
のアンケートを書かされたことがありました。
匿名なので、良いところはあまり書かず、給料や休日、有給休暇のこと、社内の風通しの事、などを割と強く書きました。
他の社員も同じように書いた者もいたようです。
匿名と言っても、30人位の会社で、調べる気になれば、誰が書いたかすぐわかりますよね?
次の月の会議で、アンケートの件で、社長は「否定的なことばかり書いている者がいる。良いことは全然書いていない! 俺はこんなに社員のことを思って良くしているのに!・・云々!」とかなりのご立腹でした。
ただし無記名で、咎めないという建前だったので、個人に対して怒ることはありませんでした。
パワハラで、こんな昔のことを思い出しました。
アンケートを書かせるくらいなので、決して傲慢な社長でなく、一般に言う中小企業の良い社長だったのですが、これもパワハラだったのかなと、思ってしまいました。
やはりパワハラは、権力を持っている者、人事権を持っている者はパワハラを行っても、全く気づかないものです。
昔は受ける側はパワハラに対抗できずに、首をすくめて収まるまで、沈黙してしまう場合が多かったでしょうか。
今日も読んでいただきましてありがとうございます。