高齢になると、一番怖いのは「病気」でしょうかね?
もう高齢者になってしまった私ですが、子供の頃、こわいな~と思った病気がいくつかありました。
それについてちょっと書いてみます。
父親が戦後、ソ連の抑留から帰ってきた時、マラリアに感染していました。
マラリアは、蚊に刺されて、マラリア原虫が赤血球に入り込み、数日高熱などに襲われる症状がある病気で、父は戦後から長期間悩まされていました。
戦後は抗マラリア剤など殆どなかったと聞いていました。
父は旧軍(か米軍)関係者のつてで、キニーネというのを分けてもらっていたようでしたが、副作用も強かった様でした。
後年はマラリアの症状が出たことは聞いていませんが、完治はしていなかったのかも知れません。
子供心に、父を刺した蚊が自分を刺したら、自分もマラリアになるかなと、ひそかに恐れていました。(゚Д゚;)
2.破傷風
昭和39年、新潟地震のとき、新潟市内は地下水と信濃川の水が増水しました。
小学生の女の子が、裸足で泥水の中を歩いたせいだと思うのですが、足から破傷風菌が入り、1週間ほど高熱や痛みに苦しんで亡くなったと聞きました。
この病気は本当に怖いですよ。
3.肝硬変
小学校高学年の頃、近所に住む同級生の父親が、おさけを飲んで寝て、朝起こしに行ったら冷たくなっていたそうです。
おさけ好きのお父さんで、40歳そこそこだったのですが、症状がかなり出ていたのでしょうね。
そのせいで、小学生の頃から、肝硬変は怖いものだと、刷り込みました。
旅行に出かけると、おさけを飲む私は、「そろそろ危ない、要注意!」と思ってはいるのですが。
4.喫煙、虫歯から歯髄炎⇒その部分が癌化
以前に親しい先輩のことで書いたのですが、まさしくこの病気で、わずか44歳の若さで亡くなりました。
都内の有名大病院で、下あごの半分を切除しても、転移・再発して亡くなったので、大変気の毒で、とても他人ごとではありませんでした。
9月に虫歯が痛すぎたので病院に行ったら、がんと診断され、あっという間、3カ月後に亡くなりました。
葬式は平成になる前年、昭和の終わるみぞれの降る冬のことでした。
私はそのころ、カミさんに言われたこともあり、20年間の喫煙の習慣を止めました。
この4.は子供の頃の話ではなく、40歳すぎのことです。
なお、病気に関しては、正しい知識ではないかも知れません。
間違っていることがありましたら、ごめんなさい。
今日も読んでいただきましてありがとうございます。