書名 芝公園六角堂跡
発行 文藝春秋 2017.3
以前にも書いた、西村賢太です。
2006年の「どうでしぬ身の一踊り」、2008年の「小銭を数える」でも芥川賞の候補になっており、2011年に「苦役列車」という作品で144回芥川賞を受賞しています。
私が最初に西村賢太の本を読んだのが、2007年で、「暗渠の宿」という新潮文庫で、この本の宣伝に、
”異様な迫力で描くー(省略)-のような私小説”(引用)
と表現していました。
最初にこの本を読んだときには、この人は本当に危ない人かも知れない? と思ったものでした。
将来、著者がまさか芥川賞をとるなど、思いもよらなかったですね?
ということで、今日の表題の小説も、大正時代の作家の藤澤清造の最期の地の芝公園や、お墓のある、出生地・石川県能登での話が中心になっております。
お馴染みの話の流れではありますが、「危なさ」ではかなりマイルドになっているようです。
芥川賞受賞後は、西村先生自身も余裕が出てきたようです?
という感想でした。(;´・ω・)
その他、中公文庫の、堂場瞬一「特捜本部」「見えざる貌」も読んでいます。
刑事の挑戦・一之瀬拓シリーズのうちの2冊で、読み応えがありました。
今日のご飯
朝 牛乳、コーヒー、トマトジュース、バナナ1本、パン少々
昼 手製野菜入りインスタントラーメン
夜 豪ビーフのステーキ(ジャガイモ、人参、玉葱添え)
今日も読んでいただきましてありがとうございます。
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