この記事では、「来日中の、米大統領補佐官のイバンカ氏設立にかかわった女性企業家を支援する基金に、5,000万ドル(約57億円)拠出を表明した。」という内容のものが書かれています。
毎日、東京、産経新聞も共同通信の配信を使ったのか、同じような記事です。
このニュースのコメントでは、「税金なのに気前が良すぎる。」とか「国内で困っている所に使え。」とか否定的な意見が多かった様です。
確かにこの記事を読むと、安倍首相が、日本に来るイバンカ氏の私的な基金のために、我が国の税金を気前よくサービスしているように、勘違いしてしまいますね?
実際は、この基金は世界銀行に設置されている、「女性企業家資金イニシャティブ」という名称で、途上国の中小の女性企業家などを支援する目的で、米、英、日、独、加など14か国が支援表明している、
総額3.25億ドル以上の拠出予定で、ドイツで開かれたG20で決まったもので、外務省から発表されています。
イバンカ氏はこの基金立ち上げに携わっているが、全く個人的なものではない。
メルケル首相も関係者に感謝を表わしています。
したがって、安倍首相がイバンカ氏の来日時に、この基金の拠出の話をしても何ら問題ないし、逆に改めて言ったことは、プラスになると思います。
共同通信社も、新聞社も誤解を与えるような報道は、よくやるよな~と思うのですが、安倍首相もマスコミの一部に嫌われているようで、気の毒なくらいですね?
国民は忙しいので、マスコミの報道は見出しだけしか見ない場合も多いです。
その見出しが、意図的かどうかはともかく、事実を隠したり、曲げたりする報道はいかがなものかと、おじさんは思いますね。
それを見る方も注意しなくては、判断を誤ります。
なぜこの投稿の記事を書いたかといいますと、私もこの共同通信社の見出しを見た時点で、「イバンカ基金に57億円は、多いなあ~。」と思ってしまったので、報道を見るときには気を付けなければという戒めの気持を持ったからであります。
今日も読んでいただきましてありがとうございます。