2017年8月14日月曜日

一私小説書きの日乗 不屈の章 西村賢太

西村賢太「一私小説書きの日乗 不屈の章」2017年5月刊角川書店 
を読みました。

西村賢太という作家は、知る人以外は知らない、という紹介の仕方がぴったりの?作家だと思うのですが、知らない人の方が圧倒的に多いでしょう。

私は2006年に「暗渠の宿」を読んで、西村賢太に接したのが初めてだったので、もう10年以上経ちます。
変な作家というより、やや危ない作家だという印象でしたよ。

その本のプロフィールに、「・・・東京都江戸川区生れ。中卒。・・」
とあったので、単行本のプロフィールに、わざわざ中卒と書いて、小説を書いているこの作者はどんな人なのか、どんな小説なのか?と興味を持ったのを思い出します。

今もそうですが、当時もこんな本誰が読むんだ?と思っていますが、
その後あれよあれよと、見ているうちに芥川賞をとりました。

前にこの作者の本を読んだ時にも投稿しました。
       ⇓
「西村賢太」を読んだので感想などを (2017年6月3日)

表題の本は、西村賢太の同じ日記シリーズの5冊目、相変わらず西村賢太ファン以外にとっては、どうでもいい内容を延々と綴っています。

平成27年6月20日から、平成28年6月20日の1年間の日記ですが、出版、テレビ関係者との打ち合わせ、執筆、同じ生活のリズムで、昼夜逆転、おさけの量と食事の量半端なく、友人・親戚・家族は1人も出てこず、飲んで食べて寝て、午後2時起床。

誰がこんな本を読むんだ? と思いながらつい手に取ってしまう、愛すべき作家なのです。
日本にこんな作家が、1人くらいいてもいいような気がします。
でも2人とはいなくていでしょう?

皆さんにこの作者の本を、お勧めはしません。(`・ω・´)
が、自分も変わっている人間なので読んでみようかな? という方がいましたら、あえて止めはしませんので、読んでみてはいかがでしょうか。(・_・;)💦

今日もブログを読んでいただきましてありがとうございます。