2017年3月11日土曜日

昭和の時代に、自己破産寸前に・・・。

”過ぎし年月”のラベル(カテゴリー)の文章を最近書いていないので、また少しは書いて行こうかなと思います。
長い昭和時代のことは、自分のことと社会のことを合わせて、思い出そうとするといろんなことが、浮かんできます。

昭和時代は、1926年(昭和元年)12月25日から1989年(昭和64年)1月7日までの62年と14日の最も長い元号の時代です。
始まりと終わりの年が各7日なので、そのような年数になりますね。

昭和の終わり頃から平成にかけて生まれた、30代前半までの人たちには、実際の昭和の記憶はないけど、興味はあるかも! という人も多いようですね?
彼らよりはるかに年齢で上を行ってる、私たちのような団塊世代は、昭和は古き懐かしい時代と思う世代になるかな?

昭和の初めころに、「降る雪や明治は遠くなりにけり」と呼んだ中村草田男ですが、私たち団塊世代も、昭和を思う感情は、この中村草田男の句に通じるものがあるのかなと思います。
昭和時代の社会のことは、私の目から見た当時のことを時々書いて行こうと思っています。

懐かしい気持ちも勿論ありますが、私にとっての昭和時代は、思い出したくない記憶も多々あります。
苦しかった時代、馬鹿なことをやっていた時代、自分を見失っていた時代、自業自得で思い出しても恥ずかしく汗が出る時代でもありました。

特に、いわゆるバブルと呼ばれたころの後半の時代です。
今思い出しても冷や汗が出ていやーな気持になります。
常に「反省」や「覆水盆に返らず」「自業自得」という言葉が浮かんできます。

昭和50年代の終わりの、その頃は会社に勤めていて、頭金600万円を作って、ローンで東京郊外に家(当時の公団分譲)を買いました。

家内と一緒になった頃、横浜東横線添いの、古い木造アパートから始まって、初めて買ったマイホームでした。

ちゃんと勤めていれば、給料も上がって、ローンの支払いは楽になるだろうと思われる時代でした。
世の中はいわゆるバブルで、経済はまだまだ右上がりで、景気が良く”脱サラ”などという言葉が流行っていたころです。

私も無謀にも能力もないのに、会社を辞めて、安易に飛びついた代理店ビジネスに手を出し、”脱サラ”して見事に失敗、貯えも底をつき、ローンが払えなくなりそうになり、このまま行ったら2~3か月後には自己破産するしかない(;´・ω・) という寸前にまで行きました。
借金はローン以外は、本能的にしてはいけない、という気持だけはありました。

それで泣く家内を説得して、3年も住んでいなかった家を売って、残ったお金で家内と2人賃貸に住んで、またハローワーク(職安)や新聞で求人を探す毎日に逆戻り!
妻は文句もあまり言わずについてきてくれました。
今思っても有り難がたかったですね。m(__)m

幸いにもその頃は、まだバブルの灯が消えておらず、仕事はありました。

そのとき勤めた会社は、3年前に定年リタイアした会社ではなく、そこに入るまでまた2回ほど転職しました。💦

3年前、定年で社会保険事務所に行って、年金の手続きをしたときに、担当者の年配の女性が、私の年金の記録を見て、「随分会社を変わっていますね。」(o^―^o)ニコ っと何気なく言われたのですが、年をとって自分の不甲斐なさに身をつまされる気持がしたのを覚えています。

その転職はほとんど後ろ向きのものだったからです。
そして、年金を掛けなかった期間が数年あって、それが現在私の年金が少ない原因でもあります。

そして30代の終わりから、ずーっと妻には負担や心配ばかりかけて本当に申し訳なかったと、今でも思っています。

東京の家を売ってしまった時のことは、今でも妻が「あそこを売らなくて住んでいたら良かったね。」ということがありますが、私はぎくっとして、苦笑いするだけですが、気持は針のむしろになります。

その後離婚もせず、リタイアした現在まで、ずっと一緒にいてくれて、現在何とか貧乏でも人並みくらいの生活ができています。 こんな年になったのですが、今でも妻には感謝と謝罪と恩返しの気持は忘れない、常に思っている次第です。(;´・ω・)

追記です。
私は今まで、消費者金融ははもとより、友人知人、親戚にも借金をしたことはありません。逆に貸したこともありません。
結婚式にも出た大学の後輩に、卒業後、酔った電話で借金を申し込まれて断って、その後自然に付き合いがなくなったこともありました。
今でも借金は嫌いで、クレジットカードも必ず1回払いにしています。


こんなわたしです。

ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
それではまた。

ありがとうございます。 


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