今日は東芝について思ったことを書きます。
数字については正確ではないかもしれませんのであしからず。
私は株主でもなく、下請けでも関係者でもないのですが、親戚に東芝に勤めている者(仮にA君とします)がいて、人ごとではないのであります。やや遠い親戚ですが。
東芝は2015年暮れの不正会計発覚から、昨年は大幅なリストラを行い、数千億円の損失を出しつつ再建を図ってきました。
昨年の秋頃には、東芝のニュースはあまり聞かなくなり、リストラをしながら、会社自体はそれなりに何とかなりつつあるのかな?と思っていました。
ところがここにきて、東芝の米原子力事業をめぐる損失が7000億円規模に達するとか、債務超過の危険とか半導体事業の売却とか報道が出ています。
このままいくと東芝は解体されてしまうかも知れません。
社員にとってはリストラの危険がどんどん高まっています。
退職金の割り増しどころでなく、人生の設計が根底から崩れ去ってしまう恐怖とのたたかいになっていくのです。
そのA君は、都内の有名私大の工学部修士過程を卒業し、エリートとして入社し、30代半ばを過ぎて、順調に過ごしつつこれから中堅社員として嘱望される年代に差し掛かっていた矢先のことです。
嫁さんももらって、子供ができ、郊外にローンを組んで、ちょっと高めの分譲住宅を買って、将来になんの心配も無いように見えました。
A君が東芝に入社した時は大学(学歴)も一流、会社も一流で、将来は順風満帆で周りから祝福され、羨望のまなざしでみられていたのですが。
昨年の11月に、A君の家族の者に、A君も大変ですね、などと話したくらいで、深い話はしなくて、まだ彼も会社で頑張っていこうと考えていたようです。
ここにきてどんな心境なのか、聞いていないのでわからないですが、察しは着きますね?
今後東芝の会社や従業員はどうなっていくのか、過去の経営危機やリストラで、「去るも地獄、残るも地獄」という言葉をよく聞きましたが、まさに東芝がそのようになっていくのかな?
時代の流れかな?と思っています。
東芝の問題は、時事、経済問題とともに、身内の問題とも言え
て、時折注視しています。
ただ私にはどうしようもなくて注視するだけです。