こんにちは、団塊定年おじさんです。
数か月前から、テレビを始めとするメディアの報道で、12月15日のロシアのプーチン大統領の訪日で、北方領土が帰ってくる、或いは領土問題の進展があると期待させられていたのですが、ここ1か月くらいはどうもそれが期待がもてないかも知れないというような論調になっていました。
首脳会談前の読売新聞・日本テレビのプーチン大統領のインタビューでは、プーチン大統領は否定的なことを言っていました。
プーチン大統領は、わが国には領土問題は存在しないと発言もしています。
しかしなぜこのタイミングでインタビューに答えたのかな?
日露首脳会談後の報道では、「北方領土4島における共同経済活動に向けた交渉を始めると決めた。」ということを合意したくらいの内容が主で、今回の会談は領土問題においては、進展がなく、むしろ失敗に近いという論調のようです。
首相も、プーチン大統領も、”お互い信頼”ということを言っていますが、プーチン大統領からしてみれば、ウクライナのクリミア問題でG7と一緒にロシアに制裁を行っている日本(の首相)は、信頼できるのかと思っているようです。
制裁をやめろと言ってきたかもしれないですが、もしそれがあったとしたら、果たして阿部首相はどのように答えたかな?
また、戦争で奪った領土は戦争でしか奪い返せないとか、いいますね?
話し合いで領土を返してもらうのは非常にハードルが高いです。それでは、どうやって取り返せるの?かと思います。
どちらにしても、今回の首脳会談の結果は厳しいもので、楽観論を口にはできない感があります。
このような状態で、日本の主権の話ができないようだったら、今後の領土返還交渉はもっと厳しくなるのかな~?
それにしてもこのロシア大統領は、したたかさではやはり日本の首相より上かもしれません。
私は今回はそれほど期待ができなかったのですが、「まあやっぱりこんなところか。」という気持ちですね。
ロシアという国は、面積や人口や軍事力では日本より大きいのですが、経済力や技術力では、日本のほうが優れていると言えますので、決してひけをとることはないのですが、日本人は交渉ごとになるとあまり強くないように感じられます。一般に・・・・。)
ただこれで領土交渉が終わったわけではなく、ここから領土返還交渉は始まるのだと考えた方が前向きだとは思いますね?
今回の北方領土問題の、日露首脳会談の結果報道を見た感想です。